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VASPについて

 固体電子状態計算(バンド計算)のパッケージが普及してきたことで、金属や半導体を 対象とした理論研究が数多く行われるようになりました。代表的なソフトウェアはウィーン大学で 開発されたVASPです。VASPは電子状態を平面波基底で展開し、密度汎関数法を用いて計算を行います。 結晶構造の緩和、遷移状態構造探索、NEB(Nudged Elastic band)法、分子動力学シミュレーション など多くの機能を有しています。

 VASPは多くのパラメータを用いており、パラメータによって計算結果は大きく異なります。 そのため、計算の中身をよく理解することが重要です。特にバンド計算で特有なパラメータは以下の4つです。