活動報告・予告/学科便り の履歴の現在との差分(No.11)


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*2008年7月 [#ra14b092]
-全国高校化学グランプリ2008 一次選考会の開催&br;
 7月21日(月)に、全国高校化学グランプリ2008の一次選考会が全国53会場で実施され、埼玉大学は埼玉第一会場として選考会を行いました。全国高校化学グランプリは、明日を担う若者に化学の持つ面白さ、不思議さを通じて化学技術の重要性や化学製品の有用性を理解してもらうことを目的とした、「夢・化学-21」キャンペーン事業の一環として開催されています。本グランプリは、創造性を刺激する化学を体験する場として、多くの高校生が参加する大会となっており、”化学の甲子園”として重要な役割を担っています。また本グランプリは、国際的にも通用する若い化学者の育成にも注力しており、世界約60カ国の高校生が参加する「国際化学オリンピック」の日本代表選考会も兼ねています。&br;
 今回は全国で2395名の高校生が参加を申し込み、埼玉大学では埼玉県内、及び近隣都県の高校1〜3年生33名が選考会に臨みました。選考の筆記試験は理学部C棟1番教室で行われ、2時間半の長丁場の間、高校生は真剣に解答に取り組んでいました。
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-進路についての講演会(第12回)&br;
 基礎化学科の学生・大学院生が将来の進路を選択する際の手掛かりとなるように、本学卒業の先輩方による、第12回進路についての講演会「化学の未来への展望」が開催されました。学部3年生を中心に大勢の学生・大学院生が参加し、活発な質疑応答が行われました。講演のあと、講師を囲んでのフリーディスカッションも行われました。
--「化学の未来への展望」
---(日時)平成20年7月28日(月) 14:30〜18:00
---(場所)埼玉大学 大学会館3階大集会室
---[講演] 14:40〜15:40&br;
「地方独立行政法人東京都立産業技術研究センターの紹介と私の仕事」—ガラス・セラミックス研究室の20年を振り返って—&br;
東京都立産業技術研究センター 上部 隆男 氏	(理工6回、昭和48年3月卒) &br;
[講演] 15:50〜16:50&br;
有機硫黄化合物の未来—有機ゴム薬品製造とその技術展開—&br;
大内新興化学工業株式会社  秋元 恵一 氏	(理6回、昭和60年3月卒) 
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-学会発表&br;
 基礎化学科教員、学生による7月の国際学会での発表を紹介します。
--第23回硫黄の有機化学に関する国際学会(ロシア・モスクワ)&br;
2008年6月29日−7月4日
---Akihiko Ishii, Aya Ono, Sohei Asami, Masahiro Sakashita, Tomoyuki Toda, Norio Nakata&br;
「Synthesis and Some Derivations of Cycloalkane-1,2-dithiols」
--The 23rd International Conference on Organometallic Chemistry、Rennes (France)&br;
2008年7月13−18日(国際学会)
---斎藤雅一(埼玉大院理工)、坂口正史(埼玉大院理工)、石村和也(分子研)、永瀬茂(分子研)&br;
「Challenge to Extend the Concept of Aromaticity: Synthesis and Reactions of Plumbole Anions and Dianions」
--The 38th International Conference on Coodination Chemistry、Jerusalem(Israel) &br;
2008年7月(国際学会)
---加藤優(埼玉大院理工)、藤原隆司(埼玉大分セ)、永澤明(埼玉大院理工)&br;
「Transition Metal Complexes with 2-Methylisothiazol-3(2H)-one」
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-有機反応若手の会&br;
 7月9日(水)から11日(金)まで行なわれた第43回有機反応若手の会(大阪府堺市)に、石井研究室より中田憲男助教および学生10名が参加し、研究発表しました。内容は以下の通りです。このポスター発表で、戸田智之君が優秀ポスター賞を受けました。
--戸田智之 「trans-シクロオクタン-1,2-ジチオールを核とする新規な[OSSO]型配位子をもつ4族遷移金属錯体の合成と性質」(優秀ポスター賞受賞)
--坂下雅弘 「シクロヘプタン-1,2-ジチオールを配位子とする10族遷移金属錯体の合成と性質」
--小野綾 「エピスルホキシドからの1,2-ジチオールの合成」
--深澤隼 「トリヒドロゲルマンと遷移金属錯体との反応」
--山口雄規 「セレナメタラサイクル生成の一般性」
--藤原要子 「cis-シクロヘプタン環を有するチオクラウンエーテルの合成及び錯形成反応」
--加藤奈々美 「cis-(Ph3P)2Pt(H)SiH2Tripの合成・構造・反応性」
--豊田えり子 「cis-シクロオクテンから誘導されるチオクラウンエーテルの合成」
--加門ひとみ 「セレナプラチナサイクルの反応性」
--古川範行 「C-S結合の解裂を伴ったアルキルベンジルスルフィド誘導体と白金(0)錯体の反応」
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-個別面談&br;
 学生の大学生活をサポートするために、基礎化学科では、1年生と2年生を対象に教員が個別面談を行っています。第3回目の面談が、7月9日(水)[1年生]と10日(木)[2年生]に行われました。
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-大学院博士前期課程口述試験&br;
 大学院理工学研究科博士前期課程化学系専攻基礎化学コースの口述試験が7月19日(土)に行なわれました。受験生5人は、現在行なっている卒業研究の内容について発表した後に、発表内容に関連した口頭試問を受けました。

*2009年11月 [#jca0b4e5]


*2008年6月 [#h013d137]
-学会発表等&br;
 基礎化学科教員、学生による6月の国際学会・シンポジウムでの発表ならびに受賞等を紹介します。
● 第53回香料・テルペンおよび精油化学に関する討論会 (TEAC-53) の口頭発表「alpha-サンタロール側鎖構造の立体配置と香りの関係についての検討」で、大学院博士前期課程2年の田嶋祐二君がベストプレゼンテーション賞を受賞しました。&br;
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--The 15th International Symposium on Organosilicon Chemistry、Jeju (Korea)(2008年6月)(国際学会)
---斎藤雅一(埼玉大院理工)、谷川智春(埼玉大院理工)、田嶋智之(埼玉大院理工)、「Heteroatom Functionalization of Triphenylene Toward Heterasumanene」
● 11月3日(火)に米国ウイスコンシン大学のRobert West教授が基礎化学科に来訪され、「The discovery of multiply-bonded and divalent silicon compounds」と題する講演をして下さいました。&br;
West先生は1981年に初めての安定なケイ素-ケイ素二重結合化合物の合成に成功され、80歳を過ぎた今日でも新しい研究をなさっています。祝日にも拘らず、大勢の方々においでいただきました。&br;
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--Post ISOS-XV Symposium、高崎(2008年6月)(国際シンポジウム)
---斎藤雅一(埼玉大院理工)、「Challenge to Extend the Concept of Aromaticity to Tin-containing 
Carbocyclic Compounds: Synthesis, Structures and Reactions of Stannole Dianions」、本講演は、招待講演・平成19年度ケイ素化学協会奨励賞受賞講演です。
---坂口正史(埼玉大院理工)、斎藤雅一(埼玉大院理工)、石村和也(分子研)、永瀬茂(分子研)、「Isolation and Reactions of the First Plumbole Dianion」、本発表は、ポスター賞を受賞しました。
---谷川智春(埼玉大院理工)、斎藤雅一(埼玉大院理工)、「Stepwise Construction of 9-Heterafluorene Skeletons: From Triphenylene to Heterasumanene」
---白武宗憲(埼玉大院理工)、斎藤雅一(埼玉大院理工)、「Synthesis and Isolation of a Dithienostannole Anion」
---橋本陽子(埼玉大院理工)、斎藤雅一(埼玉大院理工)、「Redox Reactions of a Novel 5, 10-Disiladibenzo[a,e]pentalene」
● 11月18日(水)に、埼玉県立蕨高校で、基礎化学科の石井教授が、大学模擬授業を行いました。&br;
実際に大学の90分授業を体験することが目的の一つで、2年生20名が受講しました。講義テーマは「鉄の臭い?有機化合物の構造と独特の臭い」で、金属臭の元が、不飽和脂肪酸の分解(酵素と金属イオンにより触媒される)により生じた1-オクテン-3-オンであることが最近明らかになったことを、有機化学の基礎をまじえて講義を行いました。&br;

-出張講義(新宿高等学校)
--6月11日(水)に長谷川登志夫准教授が、東京都立新宿高等学校で出張講義を行いました。講義題目は「香りを通して有機分子の構造を見る」で、聴講者は1、2学年43名でした。
● 11月20日(金)に、埼玉県立越谷南高等学校で、基礎化学科の長谷川准教授が、出張講義を行いました。&br;
「香りの化学−香りを発する有機分子−」というタイトルで50分の講義を2回、行いました。受講者は29名、26名の合計55名でした。&br;

-出張講義(県立浦和北高校)
--6月25日(水)に藤原隆司准教授が,埼玉県立浦和北高校で出張講義を行いました。講義題目は「錯体化学:金属錯体が活躍する世界」で,聴講者は3年生・28名でした。
● 11月25日(水)に、ラジオFM浦和の番組「ラジオキャンパス」で、基礎化学科の曽越助教による基礎化学科の紹介が放送されました。&br;
 同番組は埼玉大学放送研究会の学生たちが担当して、毎週放送をしています。番組の中の1コーナーで、基礎化学科の紹介を行わせていただきました。&br;

*2008年5月 [#x518c5ca]
-出張講義(越谷北高校)&br;
 5月14日(水)に長谷川登志夫准教授が、埼玉県立越谷北高等学校で出張講義を行いました。講義題目は「香りを通して有機分子の構造を見る」で、聴講者は17名でした。
-博士前期課程(修士)中間報告&br;
 5月23日(金)に、理工学研究科博士前期課程化学専攻基礎化学コースの修士2年生(25名)が修士中間報告を行いました。各人が修士1年で行なった研究を中心に発表し、その後質疑応答が行われました。
-学術講演会&br;
 Zhenfeng Xi先生(北京大学教授)を講師にお招きして,学術講演会を開催しました。Xi先生は、一般によく知られている有機リチウム化合物の思いもよらない特異な反応を数多く報告されていらっしゃいます。当日は、大勢の学生・大学院生ならびに教員が参加し、活発な質疑応答が行われました。
--講演題目 「Cooperative Effect: Discovery and Development of Organo-bimetallic Reagents」
--日 時   平成20年5月15日(木)16:30〜
--場 所   理学部1号館2階4番教室
-大学開放デー(理学部オープンキャンパス)&br;
 5月24日(土)に大学開放デー(理学部オープンキャンパス)が開催されました。基礎化学科では「ケミストリー:物質探究の世界」と題し、5つの企画を催しました。公開体験企画である「巨大シャボン玉に入ろう」(担当:藤原隆司准教授)では、子供から大人まで皆楽しそうにシャボン玉を体験していました。「先端化学の楽しさ面白さ」(担当:担当教員,研究室所属学生)では、基礎化学科で行なわれている研究のパネル展示や簡単な演示を行ない、「科学分析支援センター見学ツアー」(担当:佐藤大講師)では学内共同施設である科学分析支援センターの見学を行いました。また、「相談コーナー」(担当:佐藤大講師)、「大学院入試説明会」(担当:斎藤雅一准教授)も設け、基礎化学科の教育・研究紹介と共に大学院入試に関する説明等も行ないました。
-教員による個別面談&br;
 1年生がスムーズに大学生活のスタートを切れるように、2年生の現在の状況を把握するために、基礎化学科では、1年生と2年生を対象に、4月、5月、7月に教員が個別面談を行って、学生の大学生活をサポートしています。第2回目の面談が、5月28日(水)[1年生]と29日(木)[2年生]に行われます。
● 11月28日(土)に、埼玉大学創立60周年記念連続市民講座で、基礎化学科の永澤教授が「戸田ボートコースの水質浄化作戦 -淡水産真珠貝を利用して-」と題した講演を行いました。
 水の構造や性質について解説した後、埼玉大学で行なわれている研究について講義を行いました。休憩中や講義が終わった後も多くの参加者が質問をしたり、壇上に展示された実際の真珠貝(イケチョウガイ)や戸田ボートコースで採れた真珠などを手にとるなどしていました。&br;
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*2008年4月 [#yc8b714a]
-新入生歓迎行事&br;
 基礎化学科では新学期を迎えて、学生の皆さんがよりよい学生生活を送れるように、様々な取り組みを行なっています。その一つとして、4月10日(木)に、理学部基礎化学科の新1年生と大学院理工学研究科化学系専攻基礎化学コースの新修士1年生を対象に、新入生歓迎行事を行いました。第一部として、学部4年生と大学院生が新1年生に向けて大学生活や自分の研究の紹介を行いました。第二部では、お茶会として、自己紹介や教員・院生との懇談を行ない、お互いの親睦を深めました。その後、科学分析支援センターと各研究室の見学会も行いました。
-教員による個別面談&br;
 1年生がスムーズに大学生活のスタートを切れるように、2年生の現在の状況を把握するために、基礎化学科では、新1年生と新2年生を対象に、4月、5月、7月に教員が個別面談を行って、学生の大学生活をサポートします。第1回目の面談は、4月23 日(水)[新1年生]と24 日(木)[新2年生]に行われました。
-二又先生の着任&br;
 理学部基礎化学科(大学院理工学研究科物質科学部門)に、4月から二又政之先生が教授として着任されました。
*2008年3月 [#s169ded2]
-卒業研究発表会&br;
 3月5日(水)に平成19年度理学部基礎化学科卒業研究発表会が行なわれました。研究室所属の4年生40名が,一年間の卒業研究の成果を発表し,質疑応答に臨みました。大半の学生にとっては初めての発表でありましたが,緊張の中にも懸命に発表している姿が印象的でした。良い経験になったと思われます。

-中山先生最終講義&br;
 この3月にご退職される,中山重蔵先生(埼玉大学副学長・理事)の最終講義が執り行われました。&br;
 演 題   「THIRTY-FIVE YEARS WITH SULFUR (1973-2007) A Dozen Favorite Works」&br;
 日 時   平成20年3月11日(火)15:00〜17:00&br;
 場 所   理学部2号館2階 9番教室&br;
 中山先生は埼玉大学勤続33年,その間,理学部教授,基礎化学科長,理学部長を歴任され,2006年には副学長(理事)に就任されました。有機硫黄化学がご専門で,その研究は国内外より非常に高い評価を得ています。また,中山研究室からは数多くの卒業生・修了生が輩出されています。
 
-卒業記念パーティー&br;
 毎年恒例となっている基礎化学科卒業記念パーティーが,3月21日(金)18:00から浦和ロイヤルパインズホテルで行なわれました。卒業生・修了生,教職員に加えて研究室に配属される3年生も参加し,盛会となりました。
● 世界環流プログラムで,ブルガリア・ソフィア大学からNina Kanevaさんが,11月1日から12月1日まで,基礎化学科中林研究室に滞在しました。&br;
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-修了・卒業式&br;
 3月24日(月) に修士及び博士課程の修了式が,3月25日(火)に学部4年生の卒業式が執り行われました。基礎化学科(コース)では,4年卒業生45名,修士修了生25名,博士修了生4名に学位が授与されました。
Ninaさんは,1ヶ月間,研究室の皆と実験を行いました。&br;

-学会発表&br;
 基礎化学科の教員・学生による学会発表等を紹介します。
--日本化学会第88春季年会(2008 年3月,立教大学池袋キャンパス)
---斎藤雅一,「芳香族性拡張への挑戦:炭素π電子系骨格にスズを含む芳香族化合物の合成と反応」(第22回若い世代の特別講演会)
---谷川智春,斎藤雅一,「2つの湾がヘテロ原子官能基によって架橋されたトリフェニレン誘導体の合成、構造及び反応」
---橋本妃都瑠,斎藤雅一,「ポリテルラジスタンナビシクロ[n.1.1]アルカンの合成、構造、及び反応」
---坂口正史,斎藤雅一,石村和也,永瀬 茂,「プルンボールジアニオンの初めての単離とその反応」
---白武宗憲,斎藤雅一,「チオフェン縮環されたスタンノールアニオンの合成と反応」
---橋本陽子,斎藤雅一,「新規なジベンゾペンタレンの酸化・還元反応」
---深澤 隼,中田憲男,石井昭彦,「ゲルミル(ヒドリド)白金(II)錯体の合成と性質」
---中田憲男,加藤奈々美,石井昭彦,「ヒドリド(ジヒドロシリル)白金(II)錯体の合成と反応性」
---村上佳子,吉野智晴,中田憲男,石井昭彦,「(ヒドリド-セレノラト)白金(II)錯体の合成と反応性」
---浅見聡平,中田憲男,石井昭彦,「cis-シクロヘプタン-1,2-ジチオールとその誘導体の反応」
---橋間 渉,中田憲男,石井昭彦,「嵩高いチオールと白金0価錯体との反応」
---吉野智晴,中田憲男,石井昭彦,「dppe配位子を有する白金およびパラジウム0価錯体とジセレニドおよびその誘導体との反応」
---中田憲男,石井昭彦,「白金0価錯体を用いたテルル-水素結合の活性化」
---加藤奈々美,中田憲男,石井昭彦,「フェロセン置換ホスフィンを有する白金錯体と9-トリプチシルシランとの反応」
---小野 綾,中田憲男,石井昭彦,「エピスルホキシドからの1,2-ジチオールの合成」
---坂下雅弘,中田憲男,石井昭彦,「シクロオクタン-1,2-ジチオラト白金(II)錯体の反応性」
---小野修平,佐藤 大,中山重蔵,「L-アミノ酸由来の側鎖を有する光学活性トロポポダンドの合成と性質」
---新田彩衣,佐藤 大,中山重蔵,「5-ブロモ-2-メトキシトロポンの求核置換反応」
--2008年春季第55回応用物理学関係連合講演会(2008 年3月,日本大学(千葉))
---吉田雅史,斉木幸一朗,上野啓司,「化学的薄片剥離により生成したグラフェンを用いた透明電極形成」
---川端ちひろ,斉木幸一朗,上野啓司,「基板表面エネルギー変調による有機半導体薄膜の縞状位置選択成長」
● 学会発表と講演(8件)&br;
■2009年11月7から9日&br;
学会名	第53回香料・テルペンおよび精油化学に関する討論会 (TEAC-53)&br;
場所	奈良・奈良先端科学技術大学大学院&br;
題目1	"ベチバー(Vetiveria Zizanioides)の香気特性"(口頭発表)&br;
発表者1	○''玉田翔平''・長谷川登志夫・''竹澤沙希''・朝井計(分子生物)・宮島由紀(分子生物)・山田英夫(山田松香木店)&br;

題目2	"パチュリ香気の再評価"(口頭発表)&br;
発表者2	○''鶴岡丈司''・長谷川登志夫・山田英夫(山田松香木店)&br;

題目3	"緑茶用品種由来紅茶の香りの検討"(口頭発表)&br;
発表者3	○''阿久津健介''・''加藤友理''・長谷川登志夫・岸保宏・高橋淳(埼玉県茶業特産研究所)・田中江里(埼玉県茶業特産研究所)・清水賢一(埼玉県茶業特産研究所)&br;

題目4	"乳香香気を形成するジテルペン類"(口頭発表)&br;
発表者4	○''菊地晶子''・長谷川登志夫・山田英夫(山田松香木店)&br;

題目5	"alpha-サンタロール側鎖構造の立体配置と香りの関係についての検討"(口頭発表)&br;
発表者5	○''田嶋祐二''・長谷川登志夫・和泉宏明・廣田一貴・山田英夫(山田松香木店)&br;
(ベストプレゼンテーション賞受賞)&br;

■2009年11月11日  &br;
学会名	平成21年度茶業技術協会研究発表会&br;
場所	静岡・宮美殿(静岡県島田市大井町 大井神社内)&br;
題目	"植物としての茶の有用性-種子の成分-"(口頭発表)&br;
発表者	○''阿久津健介''・加藤友理・長谷川登志夫・岸保宏・高橋淳(埼玉県茶業特産研究所)・田中江里(埼玉県茶業特産研究所)・清水賢一(埼玉県茶業特産研究所)&br;

■2009年11月10日から12日&br;
学会名	第48回電子スピンサイエンス学会年会&br;
場所	神戸大学 百年記念館六甲ホール&br;
題目	"イオン液体中での光化学反応に対する磁場効果のメカニズム"(口頭発表)&br;
発表者	○矢後友暁・若狭雅信&br;

■2009年11月13日から14日&br;
学会名	第4回日本磁気科学会年会&br;
場所	信州大学&br;
題目	"チオベンゾフェノンの光還元反応に対する磁場効果の溶媒粘度依存性"(口頭発表)&br;
発表者	○''田中深雪''・矢後友暁・若狭雅信&br;
(以上太字は本コース、学科の学生名です)&br;




*2009年10月 [#jca0b4e5]

● 10月28日に京都大学の時任宜博教授が本学科に来訪され,「高周期14族元素低配位化学種の化学における新展開」と題する講演をして頂きました。&br;
 時任先生は,嵩高い置換基の立体保護効果を用いて,新規な結合様式(新規な官能基)を有する化学種を安定な化合物として合成・単離し,その構造・物性を解明するという研究をされています。これまでに, Bi-Bi二重結合化合物(1997年,Science),Ge-Ge三重結合化合物(2006年),シラベンゼン(2000年)などの合成に成功されている著名な研究者です。講演後は活発な質疑応答がありました。
 
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*2008年2月 [#ucb0580f]
-博士前期課程学位論文発表会が開催されました。&br;
 2月20日(水)と21日(木)に、大学院理工学研究科博士前期課程化学系専攻基礎化学コースの学位論文発表会が開催されました。25名の大学院生が、2年間の研究成果について、工夫を凝らした発表(20分)をパソコンを用いて行いました。質疑応答(10分)では、教員からの質問だけでなく、大学院生からも質問があり、活発な議論が行われました。
-博士後期課程学位論審査会が開催されました。&br;
 2月には、大学院理工学研究科博士後期課程物質科学専攻を修了予定の4名の学位論文審査会が開催されました。学位申請者の氏名と論文題目は以下のとおりです。
--2月4日(月):	塚本修「機能性色素を吸着したカチオン性Langmuir-Blodgett膜の構造と反応特性との相関についての研究」
--2月6日(水):	吉田佐奈枝「チオスルフィニル基を有する化合物の合成、構造、反応に関する研究」
--2月22日(金):	浜崎亜富「30T強磁場を用いた化学反応の磁場効果の機構解明とその応用」
--2月22日(金):	亀田直樹「分散力が支配する固液界面のナノ構造」
● 10月8日に埼玉県立不動岡高等学校にて,本学科の斎藤雅一教授が出張講義を行いました。
「新しい結合を作る−現代の有機化学の研究の一コマ−」という題目で高校生に斎藤先生のご研究について講義を行いました。&br;

*2008年1月 [#u8d11f8c]
-3年生の研究室仮配属が決まりました。&br;
 基礎化学科では、3年後期から研究室へ仮配属することができます。今年度は、12月末に仮配属者とその仮配属先が承認され、1月初めから3年生が各研究室に顔を出すようになりました。セミナーに参加したり、先輩方の卒論・修論の準備を目の当たりにすることで、新たな刺激となることを期待しています。
-教員による個別面談を行いました。&br;
 学生の大学生活をサポートするために、基礎化学科では、1年生と2年生を対象に教員が個別面談を行っています。今年度最後(通算第6回)の面談が、1月24日(木)に2年生を対象に、25日(金)に1年生を対象に行われました。後期試験が近いせいか、試験に関する話題が多く出ました。
-埼玉県立浦和第一女子高等学校でスーパーサイエンスハイスクール(SSH)研究成果発表会に学生がアウトリーチ活動の一環として出席しました。&br;
 1月26日(土)9:00~15:40の同発表会に、本学部の学生と大学院生が出席し、物理4件、化学5件、生物7件の高校2年生の研究発表を聞いて、質疑応答に加わり、生徒と一緒に課題の進め方や問題点について考えました。学生や院生にとっては、自分の経験を振り返り、自らが研究課題に取り組む能力を向上させる良い機会となりました。
-教員のための化学基礎セミナーが行なわれました。&br;
 教員のための化学基礎セミナー「先端化学の基礎とその広がり-今日と明日」(平成19年度サイエンスパートナーシッププロジェクト理数系教員指導力向上研修)の第8回が、1月13日(日)10:00~12:30まで、放送大学埼玉学習センターで行なわれました。第8回のセミナーでは、本学科の永澤明教授が「生体機能と金属錯体」という演題で、生体内での金属元素のいろいろな機能やその機構、薬剤となる金属錯体、それらのモデルとなる金属錯体とその反応などについて講義しました.本学科の大学院生・学生の人たちにより、金属錯体の色が酸化還元や溶媒や温度の違いで変化する例などの演示実験も行いました。高校教員と放送大学学生のあわせて10名の方が参加し、活発な質疑応答がありました。本年度の同セミナーは今回で終了です。&br;
 また、この研修プロジェクトの一環として、ガラス細工の講習会が1月23日(水)13:00~17:00まで、本学教養教育1号館4階の化学実験室で行われました.本学技術室の4人の技術職員と科学分析支援センターの藤原隆司准教授の指導で、高校の先生や実験助手の方々がガラス細工に取り組みました。初めての方、2回目の方などそれぞれのレベルで、ガラス管を曲げる、伸ばす、継ぐ、などいろいろな技術を修得しました。
これをもって、本年度の理数系教員指導力向上研修(セミナー8回、講習2回、計10回)はすべて終了しました。本年度は科学分析支援センターの中村市郎助教がこのプロジェクト全般を担当しました。今後に対するご要望などがありましたらお寄せください。
ご参加いただいた皆様、ありがとうございました。
-新春特別講演会を開催しました。&br;
 細見 彰 先生(筑波大学名誉教授、元大学評価・学位授与機構教授)を講師にお招きして、新春特別講演会を開催しました。&br;
 講演題目 「有機合成反応の創出。考え方とコツ」&br;
 日  時   平成20年1月7日(月)15:00~17:00&br;
 場  所   理学部3号館2階 11番教室&br;
 細見先生は、有機合成化学、有機金属化学がご専門で、アリルシランを求核種として用いる「細見・桜井反応」をはじめとして数々の合成反応を開発された、有機合成化学の大家でいらっしゃいます。今回は、若手研究者や学生を対象に、上記題目でご講演をしていただきました。大勢の学生・大学院生ならびに教員が参加し、活発な質疑応答が行われました。講演のあと、細見先生を囲んでの懇親会も行われました。
-埼玉県理科教育研究発表会(中央大会、高校生徒の部)のお知らせです。&br;
 平成19年度埼玉県理科教育研究発表会(中央大会、高校生徒の部)が、2月18日(月)9:00~16:30まで、理学部・工学部・教養教育棟・大学会館を会場にして行なわれます。当日は、県内各地の高校生250名、引率の先生50名ほどが来られ、それぞれの科学クラブや課題研究の1年間の成果を生徒が発表します。本年度は、口頭発表50件、ポスターと演示発表50件が行われます。午前中に物理、化学、生物、地学と一般、の4分野4会場に分かれて口頭発表、午後はポスター発表と演示実験、その後大学の内部の見学が予定されています。例年、大学からも理工系の学部生や院生・教員が出席して、活発な意見交換や助言がなされています。
一般の皆様も入場無料です。御来場をお待ちしています。

● 学会発表と講演(3件)
■ 2009年9月21–24日&br;
学会名	第3回分子科学討論会&br;
場所	名古屋・名古屋大学&br;
題目1	"グリシン-水クラスターについての経路積分分子動力学計算"(ポスター発表)&br;
発表者1	○''吉川武宏'',''茂木春樹'',''柿崎陽'',高柳敏幸,志賀基之(原研),立川仁典(横浜市大)&br;


■ 2009年9月24日–25日&br;
学会名	化学反応経路探索のニューフロンティア&br;
場所	愛知・豊田中央研究所&br;
題目1	“水和クラスターの分子動力学計算”(招待講演)&br;
発表者1	高柳敏幸&br;


■ 2009年9月19日–21日&br;
学会名	化学系学協会東北大会 特別企画:物理化学コロキウム&br;
場所	福島県・日本大学工学部&br;
題目1	“酸−水クラスターの経路積分分子動力学計算”( 招待発表)&br;
発表者1	高柳敏幸&br;


(以上太字は本コース,学科の学生名です)







*2009年9月 [#jca0b4e5]

● 学会発表と講演(28件)

■ 2009年9月9–11日&br;
学会名	第56回有機金属化学討論会&br;
場所	京都・同志社大学&br;
題目1	"Synthesis,Structure,and Reactions of Dilithioplumbole"(ポスター発表)&br;
発表者1	斎藤 雅一,''坂口 正史'',田嶋 智之,石村 和也(分子研),永瀬 茂(分子研),波田 雅彦(首都大院理工)&br;

題目2	“Synthesis of Novel Tristannyl- and Trisilylstannanes and their Transmetalation Reactions” (ポスター発表)&br;
発表者2	''富澤 克哉'',斎藤 雅一&br;

題目3	“Synthesis and Thermal Reaction of Novel 5-Membered 1,2-Oxaplatinacycle”(ポスター発表)&br;
発表者3	中田 憲男,''古川 範行'',''戸田智之'',石井 昭彦&br;


■ 2009年9月6日–9日&br;
学会名	40th International Symposium on Essential Oils&br;
場所	Savigliano,Italy(イタリア・Savigliano市)&br;

題目1	“Reevaluation of Aroma Profiles of Sandalwood,Frankincense,Patchouli and Vetiver”(ポスター発表)&br;
発表者1	長谷川 登志夫,''菊地 晶子'',''鶴岡 丈司'',''玉田 翔平'',Naoki Oshima,Hideo Yamada&br;

題目2	“Comparison of Aroma Profiles of Hexane Extract and Commercial Essential Oil of Vetiver”(ポスター発表)&br;
発表者2	長谷川 登志夫,''玉田 翔平'',Hideo Yamada&br;


■ 2009年9月25日–27日&br;
学会名	第59回錯体化学討論会&br;
場所	長崎市・長崎大学&br;

題目1	“分子内塩型ジチオカルボキシラートを配位子とするFe(II)錯体の合成とそのスピンクロスオーバー挙動”(口頭発表)&br;
発表者1	''菅谷 知明'',藤原 隆司,永澤 明,名嘉 節(物材機構),古林 孝夫(物材機構),砂金 宏明(物材機構),松下 明行(物材機構)&br;

題目2	“2-メチルイソチアゾール-3(2H)-オンを両座配位子としたルテニウム錯体の溶液内酸化還元挙動の解析”(ポスター発表)&br;
発表者2	''加藤 優''・藤原 隆司・永澤 明&br;

題目3	“オキソ中心カルボン酸架橋遷移金属三核錯体の多量体の合成と機能”(ポスター発表)&br;
発表者3	''横山 満里'',藤原 隆司,永澤 明&br;

題目4	“シクロオクタン縮環[OSSO]型配位子を有する4族金属錯体の合成とオレフィン重合反応への展開”(口頭発表)&br;
発表者4	''戸田 智之'',中田 憲男,石井 昭彦,松尾 司(理研基幹研究所),玉尾皓平(理研基幹研究所)&br;

題目5	“ヒドリド(ジヒドロゲルミル)白金およびパラジウム錯体の合成と構造”(ポスター発表)&br;
発表者5	''深澤 隼'',中田 憲男,石井 昭彦&br;

■ 2009年9月21日–24日&br;
学会名	第3回分子科学討論会&br;
場所	名古屋大学東山キャンパス&br;

題目1	“磁場効果をプローブとした光フリース転位反応のラジカル中間体の検討”(ポスター発表)&br;
発表者1	''神戸正雄''・高増正・若狭雅信&br;

題目2	“イオン液体中でのベンゾフェノンによる水素引き抜き反応に対する磁場効果”(ポスター発表)&br;
発表者2	''岡田倫英''・矢後友暁・高増正・若狭雅信&br;

題目3	“磁場効果をプローブとしたイオン液体とミセル水溶液の局所構造の比較 ”(口頭発表)&br;
発表者3	○''田中 深雪''・矢後 友暁・若狭 雅信&br;

■ 2009年9月16日–18日&br;
学会名	光化学討論会&br;
場所	群馬県桐生市市民文化会館&br;

題目1	“ナノ秒過渡吸収法による光フリース転位反応に対する磁場効果の直接観測と再検討”(口頭発表)&br;
発表者1	''神戸正雄''・高増正・若狭雅信&br;

題目2	“ナノ秒過渡吸収法による光誘起電荷分離過程に対する水素結合効果の研究”(口頭発表)&br;
発表者2	矢後友暁・''神戸正雄''・若狭雅信&br;


■ 2009年9月8日–11日&br;
学会名	第70回応用物理学会学術講演会&br;
場所	富山市・富山大学&br;

題目1	“化学的薄片剥離により形成したグラフェン薄膜の電子エネルギー損失分光測定”(口頭発表)&br;
発表者1	''石川 良'',''吉田 雅史'',斉木 幸一朗(東大院新領域),後藤 拓也(三菱ガス化学),上野 啓司&br;

題目2	“グラフェン塗布電極を用いた有機電界効果トランジスタにおける接触抵抗の評価”(口頭発表)&br;
発表者2	''菅沼 洸一'',''吉田 雅史'',斉木 幸一朗(東大院新領域),後藤 拓也(三菱ガス化学),上野 啓司&br;


■ 2009年9月4日&br;
セミナー	第5回スキルアップセミナー「炭素系薄膜電極の新展開」~グラフェン・太陽電池・バイオ~カーボンイノベーションがここからはじまる&br;

題目	“グラフェン系透明導電性薄膜の塗布形成”(招待講演)&br;
発表者	上野 啓司&br;


■ 2009年9月21日–24日&br;
学会名	第3回分子科学討論会2009&br;
場所	名古屋・名古屋大学&br;

題目1	“(1,2,4,5)シクロファンのラジカルカチオンの赤外吸収スペクトル測定と電子−分子振動相互作用の解析”(ポスター発表)&br;
発表者1	''田中 伸樹'',坂本 章,新名主 輝男(九大・先導研)&br;

題目2	“9,9'-ビアントリルのラジカルアニオン,ジアニオン,テトラアニオンと9-メチルアントラセンのラジカルアニオン,ジアニオンの赤外吸収スペクトル測定と解析”&br;
発表者2	''高橋 泰弘'',坂本 章&br;

題目3	“立体規則性ポリ(3-ヘキシルチオフェン)ナノファイバーの近接場分光イメージング測定”&br;
発表者3	''小林 徹'',''田中 伸樹'',坂本 章,井村 考平(早大・理工),岡本 裕巳(分子研)&br;


■ 9月10日–11日&br;
学会名	2009年電気化学秋季大会&br;
場所	東京・農工大学&br;

題目1	“毛髪表面ナノ構造の観測と制御”(口頭発表)&br;
発表者1	''武井 美穂'',中林 誠一郎&br;

題目2	“顕微蛍光法による細胞性粘菌の熱力学”(口頭発表)&br;
発表者2	''住井 亮暢'',中林 誠一郎,日台 智明(日大),國分 眞一朗(日大)&br;

題目3	“EANの界面構造と反応性”(口頭発表)&br;
発表者3	''吉村 泰範'',''酒井 隆太郎'',''小林 まみ'',曽越 宣仁,中林 誠一郎,作花 哲夫(京大),尾形 幸生(京大)&br;


■ 9月10日–12日&br;
学会名	第48回日本油化学会年会&br;
場所	名古屋・名古屋工業大学&br;

題目	“磁気緩和による自己組織分子膜中の分子間相互作用の直接測定と分子運動”&br;
第9回油脂優秀論文賞受賞講演&br;
発表者	ヴィレヌーヴ真澄美&br;


■ 9月17日–19日&br;
学会名	コロイドおよび界面化学討論会 &br;
場所	岡山・岡山理科大学&br;

題目1	“マイコバクテリア由来のミコール酸混合Langmuir 膜中の分子配向におけるケトミコル酸の役割”(口頭発表)&br;
発表者1	ヴィレヌーヴ 真澄美,野口 大輝,渡辺 素子,David E. Minnikin,中原 弘雄&br;

題目2	“1H,1H,2H,2H-ヘンイコサフルオロ-1-ドデカノールと1-ヘキサノールの固体からの自発的展開による単分子膜形成についての研究”(ポスター発表)&br;
発表者2	''藤田 やすか'',ヴィレヌーヴ 真澄美,矢口 裕之,中原 弘雄&br;

(以上太字は本コース,学科の学生名です)


*2009年8月 [#jca0b4e5]

-オープンキャンパス(大学説明会)が開かれました。

 2009年8月10日および8月30日に,本学においてオープンキャンパス(大学説明会)が開かれ,化学に関心を持つ人を対象とした基礎化学科説明会には,両日合わせて約450人の大学進学を志望する高校生と父兄の方に訪れていただきました。説明会では,加藤泰建副学長が,埼玉大学の教育・研究方針について説明しました。次に若狭雅信基礎化学科長が,学科の基本教育方針および卒業後の進路について説明をしました。続いて,アドミッション(大学入試)担当の斎藤雅一教授が,本学科の受験について説明を行いました。その後,本学科スタッフの案内により,各研究室や総合化学分析支援センターの研究設備を見学していただきました。最後に,希望者に対して個別の相談を,本学科教員が行いました。

|&ref(opencampus2009chem.jpg);|
|基礎化学科による説明会の様子|

-平成21年度授業力を高める観察・実験研修会が開かれました。

 2009年8月20日に,授業力を高める観察・実験研修会(化学分野)が開催されました。これは埼玉県立総合教育センターが主催する実験を主体とした「分かりやすく,楽しい」・「思考力・表現力を高める」授業を実践する方法を学び,化学分野の指導力の向上を目指した研修会で,科学技術振興機構(JST)の理数系教員指導力向上研修に採択されているものです。参加者は埼玉県立の高校をはじめとした学校関係者の皆様で,講師として基礎化学科からは長谷川登志夫准教授が「果実の香り成分と有機化合物」,藤原隆司准教授(科学分析支援センター)が「水の浄化と物質循環」という題目で実験,実習を行いました。実験の後は参加者が授業への活用などについて協議・討論を行いました。


-学会発表と講演 (3件)
--2009年8月16–21日&br;
会議名: 12th International Symposium on Inorganic Ring Systems&br;
(第12回環状無機化合物系国際シンポジウム)&br;
場所: Goa, India (インド・ゴア市)&br;
---題目:“Synthesis of Novel Heterasumanenes Having Group 14 and 16 Functionalities”, (ポスター発表), 発表者: ''谷川智春''(埼玉大院理工), 斎藤雅一(埼玉大院理工)
---題目: “Thermal Reactions of Stable hydrido(selenolato)platinum(II) Complexes”', (口頭発表), 発表者: 中田憲男(埼玉大院理工),''山口雄規''(埼玉大院理工),''池田貴重''(埼玉大院理工),石井昭彦(埼玉大院理工)

--2009年8月2日8–7日&br;
会議名: 22nd International Congress on Heterocyclic Chemistry&br;
場所: St. John's, Canada (カナダ・セイントジョーンズ市) &br;
題目: “Reactions of Thiazazulanone and Thiazazulathione with Dimethyl Malonate Derivatives”&br;
発表者: 佐藤 大(埼玉大院理工), ''安藤展広''(埼玉大院理工), 塔間達朗(埼玉大院理工), ''大沼弘志''(埼玉大理), 中山重蔵(埼玉大院理工)

(以上太字は本コース,学科の学生名です)



*2009年7月 [#b568ad2a]

● 2009年7月20日に,日本化学会主催の「2009年全国高校化学グランプリ」[http://gp.csj.jp/]の一次選考が本学が会場となり行われ,約50名の受験者が挑戦しました。
|&ref(1.JPG);|
|全国高校化学グランプリの参加者の様子です。|


● 2009年7月3日に,西武文理高等学校の生徒約20名が本学部に見学に訪れ,全員で科学分析支援センターや脳科学融合研究センターを見学した後,希望者2名は基礎化学科の研究室・実験室の見学をしました。各学科の見学後,再び全員で卒業生を交えた懇談会も行いました。


● 第44回有機反応若手の会が,7月9日から11日,石井研究室の世話で埼玉県立スポーツ研修センター(上尾)で開催されました。全国の大学から130余名が参加し,特別講演(5件),一般講演,ポスター発表が行われました。ポスター発表では,参加研究室と特別講演者の投票により8名にポスター賞が授与され,本学からは金冨芳彦君(M1, 斎藤(雅)研究室)と戸田智之君(M2, 石井研究室)が受賞しました。

|&ref(15.JPG);|
|ポスター賞を受賞した,金冨君(左)と戸田君(右)です。|


● 2009年7月17日に,本学科の次年度3年次編入のための入学試験が行われました。本学科では,本年度から募集を開始し,今回は6名の志願者が受験しました。


● 世界環流プログラムにより,モスクワ大学の修士1年のViktoriya Nikitinaさんが,7月10日から約2ヶ月間,研究交流のために,基礎化学科中林研究室に滞在しています。

|&ref(16.JPG);|
 
● 世界環流プログラムにより,ロシアのモスクワ大学,モスクワ工科大学に派遣されていた本学科,コースの学生2名が帰国しました。
 修士1年生の吉村泰範君と学部4年生の尾林知幸君が,それぞれモスクワ大学のGalina Tsirlina教授の研究室と,モスクワ工科大学のElena Mishina教授の研究室に,6月1日から6月30日まで研修のために滞在し,無事帰国してきました。

|&ref(4.jpg);|
|モスクワ工科大学の大学院生と討論している,4年生の尾林知幸君(左)と,修士1年の吉村泰範君(真ん中)です。|

|&ref(5.JPG);|
|モスクワ大学を訪れたナイメーヘン大学のJanssen教授を歓迎するパーティーに参加している尾林知幸君。|

|&ref(6.JPG);|
|モスクワ工科大学の院生と,一緒に実験を行っている尾林知幸君です。|


● 2009年7月22日に,学科による進路指導のための「キャリアパス講演会」が開かれました。
 今回は,本学科卒業生の芳賀隆太氏(JFEケミカル株式会社勤務, 2006年博士終了),および藤田有真氏(ローム株式会社勤務, 2003年修士修了)の両名に講演および相談会を行っていただきました。当日の様子と講演題目は次の通りでした。

|&ref(7.JPG);|
|芳賀隆太氏「博士という選択のこれまでの道のり」|

|&ref(8.JPG);|
|藤田有真氏「埼玉大学生であること」|


●学会発表と講演(3件)

■ 2009年6月22-25日
 会議名 ⅩⅤⅢth EuCheMS Conference on Organometallic Chemistry

 場所 Goteborg(Norway)

 題目"Unusual Trifunctionalized Organotin Compounds, Trihydrocystannane and Trilithiostannane"

 発表者 斎藤雅一(埼玉大院理工),田嶋智之(埼玉大院理工),池田正俊(埼玉大院理工),吉岡道和(埼玉大理),Mnique Biesemans(ブリュッセル自由大),Rudolph Willem(ブリュッセル自由大),箕浦真生(北里大理),石村和也(分子研),水瀬茂(分子研)

■ 2009年6月30日-7月4日
会議名	9th International Conference on Heteroatom Chemistry

場所	Oviedo (Spain)

題目	"Synthesis and Reactions of a Trianion Equivalent, the First Trilithiostannane"

発表者	斎藤雅一(埼玉大院理工), 田嶋智之(埼玉大院理工), 池田正俊(埼玉大院理工), 
石村和也(分子研), 永瀬茂(分子研)

■ 2009年7月17日
会議名	応用物理学会応用電子物性分科会研究例会「グラフェンの形成・基礎物性とデバイス展開」

題目	“単層グラフェンの化学的剥離形成と透明電極応用”

発表者	上野啓司, 菅沼洸一, 吉田雅史(埼玉大院理工)(依頼講演)。

■ 2009年7月25日
会議名	Graphene Tokyo 2009

題目1	”Organic field‐effect transistors with graphene electrodes”

発表者1	菅沼洸一,吉田雅史,上野啓司(埼玉大院理工)(ポスター講演:講演者は菅沼)。

題目2	”Graphene transparent electrodes for organic polymer solar cells”

発表者2	吉田雅史,菅沼洸一,白井肇,上野啓司(埼玉大院理工)(ポスター講演:講演者は上野)。

■2009年7月9-11日
会議名 有機反応若手の会
場所 埼玉県上尾市埼玉県立スポーツ研修センター]

題目1 "tBuSe配位子を有する安定なヒドリド(セレノラト)白金(Ⅱ)錯体の合成"
池田貴重(石井研究室M2,ポスター)

題目2 "ヒドリド(ジヒドリド)白金(Ⅱ)錯体とホスフィン類との反応"
加藤奈々美(石井研究室M2,ポスター)

題目3	“シクロオクタン縮環[OSSO]型配位子をもつ4族遷移金属錯体の合成と性質”
戸田智之(石井研究室M2, ポスター, ポスター賞受賞)

題目4	“ヒドリド(ジヒドロゲルミル)白金およびパラジウム(II)錯体の合成と構造”
深澤隼(石井研究室M2, 口頭)

題目5	“シクロヘプタン環が縮環したクラウンチオエーテルと金属錯体との反応”
藤原要子(石井研究室M2, ポスター)

題目6	“蛍光性3-メチレン-2,3-ジヒドロセレノフェン誘導体の合成”
山口雄規(石井研究室M2, ポスター)

題目7	“ヒドリド錯体を用いた触媒的ヒドリドセレネニル化反応の機構解明”
加門ひとみ(石井研究室M1, ポスター)

題目8	“シクロオクタン環を有するクラウンチオエーテルの合成と銀塩との反応”
豊田えり子(石井研究室M1, ポスター)

題目9	“チエニル置換を有するジシレンの合成検討”
根本雄一郎(石井研究室M1, ポスター)

題目10	“5員環骨格を有するオキサプラチナサイクルの合成とその反応性”
古川範行(石井研究室M1, ポスター)

題目11	“エチニル(ビニル)白金(II)錯体の合成と反応性”
山本鈴夏(石井研究室M1, ポスター)

題目12	“シクロヘキサン環を有する[OSSO]型配位子の合成と重合反応への応用”
麻島可奈子(石井研究室B4, ポスター)

題目13	“含セレン発光性化合物の新規合成法の開発”
安中辰朗(石井研究室B4, ポスター)

題目14	“トリプチセンジセレノールと白金(0)価錯体との反応”
伊藤崇則(石井研究室B4, ポスター)

題目15	“シクロオクタン-1,2-ジチオラト配位子を有する白金-ロジウム二核錯体の合成と反応性”
小松原千鶴(石井研究室B4, ポスター)

題目16	“異なるヘテロ原子が導入されたヘテラスマネンの系統的合成法の開発及び構造”
谷川智春(斎藤雅一研究室D2, 口頭)

題目17	“σ-芳香族化合物の合成と性質の解明”
金富芳彦(斎藤雅一研究室M1, ポスター, ポスター賞受賞)

題目18	“スタンノールを配位子に有する金属錯体の合成”
桑原拓也(斎藤雅一研究室M1, ポスター)

題目19	“トリチオスタンナンの単離、及び構造と反応”
富澤克哉(斎藤雅一研究室M1, ポスター)

題目20	“安定なメタラシクロペンタジエニリデンの合成”
金子美澄(斎藤雅一研究室B4, ポスター)

題目21	“ボロンジアニオン及びジカチオンの合成”
松本香織(斎藤雅一研究室B4, ポスター)

題目22	“3H-1,2-ベンゾジチオール-3-オン1,1-ジオキシドとシリカゲルを用いた固相でのチイラ
ン化反応”
斉木彩(杉原研究室M2, ポスター)


*2009年6月 [#o354ffb5]
-本コースの茂木春樹君が,学会でベストポスター賞を受賞しました。

|&ref(chem200906-1.jpg);|
|6月1日(月)~3日(水)に大宮ソニックシティで開かれた「第25回化学反応討論会」において,本コース高柳研究室の学生の茂木春樹君の行ったポスター発表が、ベストポスター賞を受賞しました。|


-本学科の坂本章准教授が,熊谷高校で模擬講義を行いました。
6月8日(月)に、本学科の坂本章准教授を含む本学の5人の教員が、熊谷高校で、大学の講義を紹介する模擬講義を行いました。坂本准教授は、「レーザーによる光速測定と超高速時間分解分光」という題で講義とレーザーを使った演示実験を行い、熊谷高校の100人程度の高校生がこの講義を受講しました。また当日は修士1年の小林徹君がアシスタントとして演示実験を補助しました。坂本准教授の行った講義内容を以下に紹介します。

(1) 光,分光学,レーザーなどについての説明と、CD-ROMを用いた分光器の紹介
(2) ナノ秒レーザー(ナノは10-9を示す接頭語,すなわち約10億分の1秒だけ点灯するレーザー)、高速な光検出器、及び高速なオシロスコープを用いた、光の速度の測定
(3) ピコ秒時間分解(ピコは10-12を示す接頭語、すなわち約1兆分の1秒単位で化学現象を追跡できる)赤外分光法を用いた導電性高分子に対する研究についての紹介
(4) 携帯型ラマンイメージング装置の開発と浮世絵とその版木への応用についての紹介

-コースの学生2名が、ロシアのモスクワ大学、モスクワ工科大学に派遣されています。
修士1年生の吉村泰範君と学部4年生の尾林知幸君が、それぞれモスクワ大学のGalina Tsirlina教授の研究室と、モスクワ工科大学のElena Mishina教授の研究室に、6月1日から6月30日まで研究交流のために出かけています。2人は、本学に採択された教育プログラム『理工系人材養成のための「世界環流」型実践教育プログラム』を使って、派遣されました。

|&ref(chem200906-2.jpg);|
|修士1年の吉村泰範君がモスクワ大学で研究報告をしました。(スクリーンの右)|

|&ref(chem200906-3.jpg);|
|モスクワ大学の大学院生と交流している吉村泰範君(一番左)です。|

|&ref(chem200906-4.jpg);|
|モスクワ工科大学の大学院生と交流している学部4年生の尾林知幸君です。(真ん中)|

-学会発表
第25回化学反応討論会(6/1〜6/3大宮ソニックシティ)
(口頭発表)
・“Theoretical study of uracil anion“
 (Saitama University) ○Motegi, Haruki; Asakura, Tomoko; Takayanagi, Toshiyuki 
(ポスター発表)
・”Theoretical study of stable helium complex HeBeO” ベストポスター賞
 (Saitama University, Hokkaido University, Japan Atomic Energy Agency) ○Motegi, Haruki; Kakizaki, Akira; Takayanagi, Toshiyuki; Taketsugu, Yuriko; Taketsugu, Tetsuya; Shiga, Motoyuki

*2009年5月 [#ldaf62a1]
-共同開発した携帯型ラマンイメージング装置とその成果がNHKで放送されました!~
 埼玉大学(大学院理工学研究科・坂本 章准教授)、(株)エス・ティ・ジャパン、国立歴史民俗博物館が共同開発した携帯型ラマンイメージング装置と、それを用いて行った浮世絵とその版木に関する研究成果が、NHKの以下のテレビ番組で放送されました.
--ゆうどきネットワーク「ゆうどきチェック ~浮世絵 よみがえる江戸の色彩~」~
2009年2月24日(火) NHK総合 16:50~18:00
--ハイビジョン特集「幻の色 よみがえる浮世絵」~
2009年4月12日(日) BShi 22:00~23:29~
2009年4月19日(日) BShi 16:30~17:59(再放送)~
2009年5月24日(日) BShi 22:00~23:29~
2009年5月31日(日) BShi 16:30~17:59(再放送)
--ワンダー×ワンダー「浮世絵 よみがえる幻の色」~
2009年5月16日(土) NHK総合 22:00~22:48
2009年5月21日(木) NHK総合 00:45~01:33(再放送)

|&ref(ゆうどき1.jpg);|ゆうどきネットワーク「ゆうどきチェック ~浮世絵 よみがえる江戸の色彩~」(2月24日(火) NHK総合 16:50~18:00放送)より(その1)|
|&ref(ゆうどき2.jpg);|ゆうどきネットワーク「ゆうどきチェック ~浮世絵 よみがえる江戸の色彩~」(2月24日(火) NHK総合 16:50~18:00放送)より(その2)|

-埼玉大学理工学研究科と産業総合技術研究所との共同連携セミナーが開かれました~
 2009年5月20日に,産業総合技術総合研究所において,本学理工学研究科と産業総合技術研究所の共同連携セミナーが開かれました。本セミナーは埼玉大学と産業総合技術研究所の共同研究の発展を目指して,半年に1回程度開かれています。今回は,基礎化学科の斎藤雅一教授と坂本章准教授が招かれて,下記のようなプログラムで講演を行いました。またセミナーに先立ち,産業総合技術総合研究所の展示施設の「サイエンス・スクエア つくば」と研究室の見学会も行われました。基礎化学科からは講師の他に若狭雅信教授,石井昭彦教授,中田憲男助教,および大学院生と卒論生合わせて26名が参加しました。

--セミナーのプログラム~
第2回理工研-産総研連携セミナー~
日時:平成21年5月20日(水)15:00-17:20~
場所:つくば中央第5事業所 第3および第4会議室(5-2棟 6階 6602, 6603室)
---15:00-15:10~
挨拶 中岩 勝 産業技術総合研究所 環境化学技術研究部門 部門長&br;
---講演~
15:10-16:10(座長:安田弘之)~
坂本 章 「共役分子・高分子の短寿命分子種と不安定分子種の赤外分光測定とその解析」
---16:10-17:10(座長:島田 茂)~
斎藤雅一 「特異な電子状態を有する有機スズ及び鉛化合物の合成、構造、及び反応」
---17:10-17:20~
閉会挨拶 安藤 亘 産業技術総合研究所 環境化学技術研究部門 顧問
---18:00-20:00~
懇親会(厚生食堂)

*2009年4月 [#p53a8ac6]
-入学式~
 4月8日(水)に平成21年度の埼玉大学入学式が開かれ,基礎化学科には留学生1人を含む55名が入学しました。
-新入生歓迎企画~
 毎年恒例となっている基礎化学科新入生歓迎企画が4月10日(金)に行われ,基礎化学科の先輩の大学生活体験報告,学科の先生方と新修士1年生も交えたお茶会,そして基礎化学科の各研究室と科学分析支援センターの見学会が開かれました。
-ソフトボール大会~
 4月18日(土)に基礎化学科主催のソフトボール大会が秋ヶ瀬公園で開かれ,学生,教員ら多数が参加しました。
-学生実験室の改装~
 1年生〜3年生の実験で使う実験室が改装されました。~
#ref(活動報告・予告/学科便り/新学生実験室.jpg,CENTER,nolink,新学生実験室)
-人事~
 本学科の斎藤雅一先生が、4月から新しく教授に昇任されました。
~
*2009年3月 [#pa07d01b]
-科学技術振興機構(JST)の平成21年度 先端計測分析技術・機器開発事業「プロトタイプ実証・実用化プログラム」に採択!~
 坂本 章准教授が、(株)エス・ティ・ジャパン、国立歴史民俗博物館とともに応募申請した開発課題「文化財等複合材料評価用ラマンイメージング装置の開発」が、科学技術振興機構(JST)の平成21年度 先端計測分析技術・機器開発事業の「プロトタイプ実証・実用化プログラム」に採択されました。開発期間は平成21年4月から平成24年3月までで、現在開催中の国立歴史民俗博物館における企画展示「錦絵はいかにつくられたか」に出展しているラマンイメージング装置をより高性能なものにして実用化を目指すというプログラムです。~
--先端計測分析技術・機器開発事業「プロトタイプ実証・実用化プログラム」における平成21年度新規採択開発課題の決定について[プレスリリース,平成21年3月4日]~
http://www.jst.go.jp/pr/info/info618/index.html
--先端計測分析技術・機器開発事業 新規採択開発課題一覧~
http://www.jst.go.jp/pr/info/info618/besshi1.html
--国立歴史民俗博物館の企画展示「錦絵はいかにつくられたか」[平成21年2月24日~5月6日]~
http://www.rekihaku.ac.jp/events/now.html
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-卒業研究発表会~
 3月3日(火)に平成20年度理学部基礎化学科卒業研究発表会が行なわれました。研究室所属の4年生29名が,一年間の卒業研究の成果を発表し,質疑応答に臨みました。大半の学生にとっては初めての発表でありましたが,緊張の中にも懸命に発表している姿が印象的でした。良い経験になったと思われます。
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-平成21年度埼玉大学理学部入学試験(後期日程)~
 3月12日(木)に、平成21年度埼玉大学理学部入学試験(後期日程)が行なわれました。基礎化学科では、30名の定員に対し195(119)名が志願(受験)しました。
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-卒業記念パーティー~
 毎年恒例となっている基礎化学科卒業記念パーティーが,3月19日(木)18:00から浦和ロイヤルパインズホテルで行なわれました。卒業生・修了生,教職員に加えて研究室に配属される3年生も参加し,盛会となりました。
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-修了・卒業式~
 3月24日(火) に修士課程の修了式が,3月25日(水)に学部4年生の卒業式が執り行われました。基礎化学科(コース)では,4年卒業生43名,修士修了生26名に学位が授与されました。
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-学会発表
 基礎化学科の教員・学生による学会発表等を紹介します(''講演者は太字'')。
--日本化学会第89春季年会(2009)(日本大学理工学部船橋キャンパス、2009年3月27日(金)~30日(月))
---''谷川智春''(埼玉大院理工)、斎藤雅一(埼玉大院理工)「3つの異なるヘテロ原子官能基を有する新規なヘテラスマネンの合成」(口頭発表)
---''坂口正史''(埼玉大院理工)、斎藤雅一(埼玉大院理工)、石村和也(分子研)、永瀬茂(分子研)「プルンボールジアニオンからのプルンボールアニオンの合成とその構造」(口頭発表)
---''白武宗憲''(埼玉大院理工)、斎藤雅一(埼玉大院理工)「新規なジチエノスタンノールの合成と還元」(口頭発表)
---''橋本陽子''(埼玉大院理工)、斎藤雅一(埼玉大院理工)「ジベンゾペンタレン及びそのジアニオンと金属試薬との反応」(口頭発表)
---''金冨芳彦''(埼玉大理)、斎藤雅一(埼玉大院理工)「多フェニルセレノ置換ベンゼンの選択的合成」(口頭発表)
---''桑原拓也''(埼玉大理)、斎藤雅一(埼玉大院理工)「スタンノールアニオン及びジアニオンと金属試薬との反応」(口頭発表)
---''富澤克哉''(埼玉大理)、斎藤雅一(埼玉大院理工)「かさ高いm-テルフェニル型置換基を有するスタンニルスタンナンの合成とそのトランスメタル化反応」(口頭発表)
---''高橋泰弘''(埼玉大院理工)、坂本 章(埼玉大院理工)「9,9'-ビアントリルのラジカルアニオン,ジアニオン,テトラアニオンの赤外吸収スペクトルの測定と解析」(口頭発表)
---''竹沢真人''(埼玉大院理工)、坂本 章(埼玉大院理工)「ピコ秒時間分解赤外分光法による自己配列した立体規則性ポリ(3-ヘキシルチオフェン)の光励起ダイナミクスの研究」(口頭発表)
--2009年春季第56回応用物理学関係連合講演会(筑波大学,2009年3月30日〜4月2日)
---中山真一(埼玉大理),吉田雅史(埼玉大院理工),白井 肇(埼玉大院理工),''上野啓司''(埼玉大院理工)「透明グラフェン塗布電極を用いた有機ポリマー太陽電池」(ポスター発表)
---''吉田雅史''(埼玉大院理工),菅沼洸一(埼玉大院理工),斉木幸一朗(東大院新領域),上野啓司(埼玉大院理工) 「グラフェンによる透明導電膜およびFET電極形成と評価」(口頭発表)
---''菅沼洸一''(埼玉大院理工),吉田雅史(埼玉大院理工),斉木幸一朗(東大院新領域),上野啓司(埼玉大院理工)「 グラフェン塗布電極を用いた有機電界効果トランジスタの動作特性」(口頭発表)
--日本農芸化学会2009年度大会(福岡国際会議場、3月27日〜29日)
---''阿久津健介''(埼玉大院理工)・長谷川登志夫(埼玉大院理工)・岸保宏(埼玉農総研茶特)研・中村幸二(埼玉農総研茶特)「緑茶の種子に含まれる成分の検討」(ポスター発表)
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*2009年2月 [#kcfde36d]
-携帯型ラマンイメージング装置:国立歴史民俗博物館の企画展示「錦絵はいかにつくられたか」に展示中!~
 埼玉大学(大学院理工学研究科・坂本 章准教授)、(株)エス・ティ・ジャパン、国立歴史民俗博物館が共同開発した携帯型ラマンイメージング装置が、国立歴史民俗博物館(千葉県佐倉市)で2月24日から開催されている企画展示「錦絵はいかにつくられたか」(2009年5月6日まで)に展示されています。同時に、この装置を用いて行った錦絵(浮世絵)とその版木の色材研究も紹介されています。より詳細な情報は,以下の国立歴史民俗博物館のwebページをご覧ください.
・「錦絵はいかにつくられたか」[2009.2.24-2009.5.6]~
http://www.rekihaku.ac.jp/events/now.html
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#ref(活動報告・予告/学科便り/色材研究.JPG,CENTER,nolink,25.5%,色材研究)
#ref(活動報告・予告/学科便り/ラマンイメージング装置.JPG,CENTER,nolink,30%,ラマンイメージング装置)
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-委託研究事業の説明を上田清司埼玉県知事に行いました。~
 2月18日(水)に上田清司埼玉県知事が県内を訪問する「とことん訪問」の一環として戸田漕艇場を訪れました。埼玉県ボート協会から委託研究として「戸田オリンピックボートコースの水質浄化」に関する水質調査などを行っており,基礎化学科からは化学分析を担当している永澤明教授と藤原隆司准教授(科学分析支援センター)が上田知事への事業内容の説明を行いました。~
 この事業は埼玉県ボート協会戸田ボートコースの水質浄化を目指して池蝶貝(淡水真珠の母貝)をボートコースに投入して、水質浄化と淡水産真珠のブランド化を図り、地域のイメージアップを図るとともに,多くの人々に環境問題について考える機会を提供するプロジェクトであり,国の平成20年度「地方の元気再生事業」に採択されています。
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#ref(活動報告・予告/学科便り/永澤.jpg,CENTER,nolink,75%,永澤先生)
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-博士前期課程学位論文発表会~
 2月19日(木)と20日(金)に、大学院理工学研究科博士前期課程化学系専攻基礎化学コースの学位論文発表会が開催されました。26名の大学院生が、2年間の研究成果について、工夫を凝らした発表(20分)をパソコンを用いて行いました。質疑応答(10分)では、教員からの質問だけでなく、大学院生からも質問があり、活発な議論が行われました。
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-平成21年度埼玉大学理学部入学試験(前期日程)~
 2月26日(木)に、平成21年度埼玉大学理学部入学試験(前期日程)が行なわれました。基礎化学科では、15名の定員に対し57名が志願しました。
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-川越高等学校でのスーパーサイエンスハイスクール(SSH)招へい講座~
 2月23日(月)午後、高校1年生22名、2年生7名に対して長谷川登志夫准教授が招へい講義を行いました。講義は「においの化学」という題で行なわれました。
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-学会発表等~
 基礎化学科の教員による学会発表等を紹介します(''講演者は太字'')。
--第5回有機元素化学セミナー(京都大学化学研究所、2009年2月20日)
---''斎藤雅一''(埼玉大院理工)「スタンノール及びプルンボールジアニオンの合成とその芳香族性及び反応性」(招待講演)
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*2009年1月 [#w17af89b]
-3年生の研究室仮配属~
 基礎化学科では,3年後期から研究室へ仮配属することができます。今年度は,12月中旬に仮配属者とその仮配属先が承認され,3年生が各研究室に顔を出すようになりました。セミナーに参加したり,先輩方の卒論・修論の準備を目の当たりにすることで,新たな刺激となることを期待しています。

-教員による個別面談~
 学生の大学生活をサポートするために,基礎化学科では,1年生と2年生を対象に教員が個別面談を行っています。今年度最後(通算第6回)の面談が,1月20日(火)に1年生を対象に,21日(水)に1年生を対象に行われました。後期試験が近いせいか,試験に関する話題が多く出ました。

-学会発表等~
 基礎化学科の教員・学生による学会発表等を紹介します(''講演者は太字'')。
--特定領域研究「超階層制御」 第8回 公開シンポジウム(上智大学四谷キャンパス、2009年1月20日-1月21日)
---''坂本 章''(埼玉大院理工)「配列制御された共役ポリマーのピコ秒赤外吸収測定と励起電子-分子振動相互作用の解明」(ポスター発表)
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***[[2008年(平成20年)の学科便り>活動報告・予告/学科便り/2008年]](表示されない場合はリロードしてください) [#ice69e3d]
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