2017年 †
基礎化学コース説明会について(6月3日(土)開催 ) †
理学部基礎化学科をベースとする基礎化学コース(博士前期課程)・物質科学コース(博士後期課程)では、平成30年度または今後入学を目指している皆さんを対象に、下記の日程でコース説明会を開催します。学内外を問わず興味のある方の積極的な参加を歓迎します。
基礎化学・物質化学コースでは、13の研究室において、分子系の理論計算・磁気感受・光と磁場、有機典型元素化学・特異な構造の有機硫黄/セレン化合物・香りの有機化学、分子間相互作用解析・金属錯体、ナノバブル・量子ドット・細胞接着や層状物質系機能材料まで、幅広い分野で、最先端の研究が進められています(詳細は各研究室のHPを参照してください。当日研究室見学も可能です)。
当コースでは、サイエンスの原理的理解を深めつつ、有為の研究成果をあげるとともに、課題を設定し・その本質を見抜き・解決方法を見出す力を身につけ・磨くことができます。博士前期課程修了後、博士後期課程に進学し大学や国立研などの研究者への道、あるいは化学系企業等の研究・技術部門で活躍する道が開かれています。定員枠も年々増大しています。当該分野の研究に熟知していなくても、分子系の現象解明や新物質創成に興味を持ち、元気のある皆さんの参加を大いに期待しています。
基礎化学コース・基礎化学科長 二又 政之
- 日時:平成29年6月3日(土)午後1時30分〜5時
- 場所:埼玉大学理学部講義実験棟1階4番教室,及び見学を希望する各研究室(キャンパスマップはこちら)
- 申込方法:事前にメールで受け付けます。詳しくはこちらのパンフレットをご覧ください。
2017.04.29 †
- 基礎化学科で教鞭を執られた元埼玉大学長・田隅三生先生が,春の叙勲で瑞宝中綬章を受賞されました。誠におめでとうございます。
2017.04.19 †
- 斎藤教授の研究グループは,セレン六置換ベンゼンの選択的リチオ化反応を利用して,ベンゼン環上に様々なヘテロ原子官能基を導入することに成功しました。この成果に関する論文"Efficient Synthesis of 1,4-Bis-heteroatom-substituted Tetraselanylbenzenes via 1,4-Dilithiation of Hexaselanylbenzene and Investigation on Their Electronic Properties"がChemistry An Asian Journal誌のFront Coverに採用されました。
2017.04.14 †
- 古川俊輔助教および斎藤雅一教授らの研究グループは,従来困難とされてきた,有機π共役平面分子に高い面外異方性(表・裏の性質)を付与することに成功しました。このような二面性分子を安価な金属(銅など)の上に並べると,高価な金属(金など)のように振る舞わせることができることが期待されます。本成果は,2017年4月7日、Journal of the American Chemical Societyに受理され、オンライン速報版に掲載されました。
2017.04.12 †
- 斎藤雅一教授が,「重元素導入による芳香族性の概念拡張に関するπ電子系の研究」という業績で,平成29年度科学技術分野の文部科学大臣表彰 科学技術賞(研究部門)を受賞しました。
2017.02.20 †
- 斎藤雅一教授らの研究グループは,鉛を骨格に含んだ芳香族配位子がルテニウム原子をサンドイッチした,これまでに例のない構造をもつ化合物の合成に成功しました。また,この化合物から種々の錯体を合成し,究極の重原子である鉛を骨格に組み込んだことによって初めて構築することができた特異な電子状態を明らかにしました。本成果は,2017年2月11日,英国王立化学会の雑誌Chemical Science誌に受理され,オンライン速報版に掲載されました。
2017.01.12 †
- 本学名誉教授,元・基礎化学科 中原 弘雄 先生(73歳)におかれましては、12月6日(火)にご逝去されましたので、ここに謹んでお知らせいたします。ご冥福をお祈りいたします。