活動報告・予告/Annual Reports/上野研究室2014 の履歴(No.22)


研究室教員

研究課題

  1. 溶液塗布法によるグラフェン薄膜形成とさまざまな素子への応用
  2. 可溶化グラフェンを用いた新奇機能性材料の開発
  3. さまざまな層状物質の単結晶形成,単層剥離と素子応用
  4. 大面積層状物質薄膜の塗布形成手法開発
  5. 塗布・印刷法による有機薄膜素子(電界効果トランジスタ,太陽電池)形成
  6. 炭素系材料/シリコンヘテロ接合太陽電池の開発

発表論文

  1. "Ambipolar MoTe2 Transistors and Their Applications in Logic Circuits"
    • Y.-F. Lin, Y. Xu, S.-T. Wang, S.-L. Li, M. Yamamoto, A. Aparecido-Ferreira, W. Li, H. Sun, S. Nakaharai, W.-B. Jian, K. Ueno, and K. Tsukagoshi
    • Adv. Mater. 26 (2014) 3263–3269
    • DOI:10.1002/adma.201305845
  2. "Improved photovoltaic response by incorporating green tea modified multiwalled carbon nanotubes in organic–inorganic hybrid solar cell"
    • I. Khatri, Q. Liu, R. Ishikawa, K. Ueno, and H. Shirai
    • Can. J. Phys. 92 (2014) 849–852
    • DOI:10.1139/cjp-2013-0506
  3. "Self assembled silver nanowire mesh as top electrode for organic–inorganic hybrid solar cell"
    • I. Khatri, Q. Liu, R. Ishikawa, K. Ueno, and H. Shirai
    • Can. J. Phys. 92 (2014) 867–870
    • DOI:10.1139/cjp-2013-0564
  4. "Efficient organic/polycrystalline silicon hybrid solar cells"
  5. "Self-Limiting Layer-by-Layer Oxidation of Atomically Thin WSe2"
    • M. Yamamoto, S. Dutta, S. Aikawa, S. Nakaharai, K. Wakabayashi, M. Fuhrer, K. Ueno, and K. Tsukagoshi
    • Nano Lett. (2015) in press
    • DOI:10.1021/nl5049753

総説,解説等

  1. 「原子層エレクトロニクスに向けたカルコゲナイド系層状物質の基礎物性と薄膜形成手法」
  2. 記事作成協力
    • 応用物理 Vol.83 No.8 (2014) 642
    • 「完全保存版:これをみれば応物が分かる」のナノカーボン領域に掲載する研究を推薦
    • 学会誌リンクはこちら
  3. 「塗布グラフェン電極を用いた有機/無機ハイブリッドCMOS素子の形成」
    • 菅沼洸一,白井肇,上野啓司
    • 電気学会論文誌C(電子・情報・システム部門誌)Vol.135 No.2 (2015) 156-159
    • 学会誌リンクはこちら

著書

  1. 「グラフェン・コンポジット 〜炭素原子1個の薄さのシートによる社会・産業基幹材料の強靱化・高性能化〜」
    • 新谷紀雄 監修,S&T出版,2014,ISBN 978-4-907002-39-8
    • 執筆担当 第4章「グラフェン機能薄膜」 第1節「グラフェン透明電極の溶液塗布による作製と応用」

学会(予定も含む)

  1. 2014年 第75回応用物理学会秋季学術講演会(2014年9月17〜20日,北海道大学)
    • Si/PEDOT:PSS ヘテロ接合太陽電池の光照射下での劣化
      • 埼玉大院理工 武居雄輝,八木大地,石川 良,白井 肇,上野啓司 17a-PA2-8
    • 酸化物層挿入によるSi/PEDOT:PSSヘテロ接合太陽電池の高性能化
      • 埼玉大院理工 八木大地,武居雄輝,石川 良,白井 肇,上野啓司 17a-PA2-23
    • PEDOT:PSS/多結晶Si接合太陽電池
      • 埼玉大理工研 劉 奇明,大木達也,石川 良,上野啓司,白井 肇 17a-PB4-19
    • 霧化塗布法PEDOT:PSSのテクスチャーSi上へのミスト輸送,基板付着過程の診断 Ⅱ
      • 埼玉大理工研1,台湾交通大2,チャレンジ3,東洋大バイオナノエレクトロニクス研究センター4 大木達也1,菅原広充1,市川浩気1,古 佩儒2,藤山和彦3,花尻達郎4,石川 良1,上野啓司1,孫 建文2,白井 肇1 18a-A25-12
    • 層状WTe2単結晶を用いた電界効果トランジスタ作製と評価
      • 埼玉大院理工 福島宏治,上野啓司 18a-PA3-8
    • 層状遷移金属Se、Te化合物の化学気相成長
      • 埼玉大院理工 田崎直也,上野啓司 18a-PA3-9
    • 前駆体溶液塗布膜からの大面積層状ダイカルコゲナイド薄膜の作製
      • 埼玉大院理工 黒崎祐太郎,上野啓司 18a-PA3-10
    • 遷移金属ダイカルコゲナイドの基礎物性と薄膜形成(30分)
      • シンポジウム「機能性原子薄膜化合物材料の新展開」
      • 埼玉大院理工 上野啓司 18p-B3-2(招待講演)
    • 酸化亜鉛ナノ粒子を電子輸送層とするペロブスカイト太陽電池(2)
      • 埼玉大院理工 石川 良,山中孝紀,本多善太郎,上野啓司,白井 肇 19p-A1-13
  2. The 6th International Conference on Recent Progress in Graphene Research (RPGR2014) (Sep. 21 - 25, 2014, Taipei)
    • "Fabrication of Ambipolar α-MoTe2 Thin Film Field-Effect Transistors"
      • Keiji Ueno, Yusuke Tabata, PJ-01
  3. The 1st International Conference on Two-Dimensional (2D) Layered Materials (IC2DMat) (Oct. 12 - 15, 2014, Hangzhou)
    • "Fabrication and Characterization of WTe2 Field-effect Transistors"
      • Koji Fukushima, Yusuke Tabata and Keiji Ueno, P-41

研究会,セミナー講演(予定も含む)

  1. 「カルコゲナイド系層状物質原子膜の作製と素子応用」上野啓司,日本表面科学会 第82回表面科学研究会「原子膜研究の最前線」,東京,2014年7月25日(招待講演)。
  2. 「原子層物質の成長」上野啓司,新学術領域研究「原子層科学」第3回全体会議,東京,2014年8月7日(依頼講演)。
  3. 「グラフェン薄膜の塗布形成法開発と透明フレキシブルデバイスへの応用」上野啓司,Electronic Journal 第2184回 Technical Seminar,東京,2014年8月25日(依頼講演)。
  4. 「二次元化合物入門 続編:カルコゲナイド系層状物質」上野啓司,鳥取大学工学部附属先端融合研究センター 公開講座(基礎科目),鳥取,2014年10月23日(招待講演)。
  5. 「遷移金属ダイカルコゲナイドの原子層形成手法と素子応用」上野啓司,第9回ATI合同研究会『原子層と界面そのものが鍵となる新機能』―物質を薄くしていった極限の科学: 現状と展望―,東京,2014年11月26日(依頼講演)。

アウトリーチ活動

  1. 私立富士見中学高等学校 模擬授業「塗るだけでできる太陽電池」参加者:中高校生21名+教員 2014年6月17日
  2. 埼玉大学 科学者の芽育成プログラム [ステップ2〜3]冬休み集中講座「塗るだけでできる太陽電池」参加者:小中高生,教員等約30名 2014年12月25日

特許

受賞

  1. The 6th International Conference on Recent Progress in Graphene Research (RPGR2014) Best Poster Award
    • "Fabrication of Ambipolar α-MoTe2 Thin Film Field-Effect Transistors"
      • Keiji Ueno, Yusuke Tabata, PJ-01

外部資金獲得状況

  1. 平成25〜29年度 科学研究費補助金 新学術領域研究(研究領域提案型)
    • 「原子層科学」(領域代表者:東北大学 齋藤理一郎教授)
    • 計画研究(総括班およびA03応用班)研究分担者
    • 直接経費(平成26年度) 総括班:200千円,応用班:4,000千円
  2. 民間企業との共同研究 1件
  3. 「次世代有機太陽電池開発プロジェクト」参加

学会等の活動