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Takayanagi Lab.

Research

Development

 

最近の計算機の発展は著しく、十年以上前のスーパーコンピュータレベルの性能をもった計算機が今ではパソコンレベルとなっています。その恩恵から、数か月費やした計算も現在のコンピュータ能力があれば数時間から数日で出来てしまうほどです。

そのため、現代の計算機パワーを活かした、より化学反応を詳しく知ることができる新しい手法の開発が望まれます。

最近盛んに用いられている理論的方法論の一つとして、経路積分理論を応用した原子核の量子的な広がりを考慮できる分子動力学計算法があります。

例えば、経路積分分子動力学計算は熱平衡状態下での量子的な分子構造を理解することができ、更にそれを時間発展に改良したセントロイド分子動力学法やリングポリマー分子動力学法も既に開発・応用されています。

我々は以前からこれらの手法を利用しており、現在では新たな理論の構築及びその適用範囲の拡大や更なる高速化を図っています。