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表面系計算

VASPは、計算に周期境界条件を用いるため、表面系の計算には工夫したモデルが必要となり、それはslabモデルと呼ばれます。

slabモデルとは、計算に用いるセルを定義する際、上下の周期境界における相互作用を無くすために、セルの上下方向に真空層を10〜15A余分に取り入れるモデルです。

注意点として、INCARのEDIFFGは-1E-2〜3程度にしてください。

  表面系を再現するために金属層は少なくとも5層以上必要であり、そのうち下から2〜3層は金属原子を固定します。 原子を固定したい場合はselective dynamicsというキーワードを書き、その原子の座標の隣にT(自由)、F(固定)かを指定してください。     



slabモデル